毎年恒例,去年見て良かった映画発表

2024年1月号掲載

— 鎌田、記 —

毎年恒例,去年見た,すごく良かった映画(11月まで)

にごりえ (十三夜,おおつごもり) (文学座53)
今井正
すべてうまくいきますように
(仏ベルギー21)
フランソワオゾン
役者
(仏47)
サッシャギトリ
キューブリックに魅せられた男 (原題 FILMWORKER)
(米17)
トニージュラ
RRR
(インド21)
SSラージャマウリ
イニシェリン島の精霊
(英アイルランド米22)
マーティンマクドナー
ミーガン (原題 M3GAN)
(米22)
ジェラルドジョンストン
顔たち,ところどころ
(仏17)
アニエスヴァルダ
モリコーネ映画が恋した音楽家
(伊21)
ジュゼッペトルナトーレ
ベネデッタ
(仏オランダ21)
ポールヴァンホーベン
れいこいるか
(国映19)
いまおかしんじ
およう (原作 外道の群れ)
(自主02)
関本郁夫

以上12本,いつもの倍ありました。月に一本,すごく良い映画に出会えるなんて,なんて幸せでしょう。もちろん,あまり良い映画じゃなくても愛すべ き映画は,いっぱいあります。良いのも普通のも,みんな好き。来月号は,かなり良かった映画を紹介します。

2024年2月号掲載

前回のつづき,去年見た,かなり良かった映画

女の暦 (新東宝54) 久松静児
悦楽交差点
(OP)
城定秀夫
股旅三人やくざ
(東映65)
沢島忠
ミッションインポシブル デッドレコニング PART I
(米23)
クリストファーマッカリー
プレデスティネイション
(オーストラリア)
スピーリグブラザース
ソンランの響き
ベトナム18
レオン・レ
小説家の映画
韓21
ホン・サンス
白鍵と黒鍵の間に
テアトル23
冨永昌敬
カードカウンター
米其中
ポールシュレイダー
クリーデンスクリアウォーターリヴァイヴァル トラヴェリン・バンド
(70〜22)
ボブスミートン

以上10本,いつもの半分でした。
その代わりに,良いとも悪いとも言えない映画が大量にあり,全部は,のせられないので,一部分紹介しておくと,

山内大輔のOP作品,美乳若妻と巨乳女将,石井慎吾の風のゆくえ,ホンサンスのそれから(17),アレクサンドル・ソクーロフの独裁 者たちのとき(22),フランコフォニアルーヴルの記憶(15)の二本,デビッドクローネンバーグの新作クライムズオブザフューチャー,アル中女の肖像 は'79年の西独作品ウルリケオッティンガー,森田芳光の'85年のそれから(漱石,原作),去年最後に見た佐藤寿保の新作火だるま槐多よ

などです。いつもは年に3本ぐらいなのに去年は11本も,ありました。

自分の判断力が落ちたのか?とにかく自分の手におえないのは確かです。でも考えたら,昔は,そういう,わけのわからない映画はいっぱいありました。それがいいんです。あるべき姿だと思います。

音楽も同じで,わけのわからない変なものを,いっぱり作りましょう。


グッドマン年末映画レヴュー
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